HSPの人はブランケット症候群になりやすいのか、どの年齢が多いかや原因と改善方法について紹介していきます。
ブランケット症候群とHSPの関係について知りたいあなた、自分や周りの人がブランケット症候群やHSPかもしれないと一度でも考えたことはありませんか?
確かに、ブランケット症候群とHSPは関係しているのか、調べるのは大変ですよね。
そこで、ブランケット症候群とHSPは関係について調べてみました!
ブランケット症候群はHSPがなりやすい
ブランケット症候群は主に子どもが発症するが、大人で続く場合もある
ブランケット症候群になる大人は幼少期の環境やストレス、HSPが関係している
ブランケット症候群はやめさせなくていい
ブランケット症候群とHSPの関係についてさらに詳しく解説していきます。
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目次
ブランケット症候群はHSPがなりやすいって本当?!
ブランケット症候群はHSPがなりやすいって本当です。
さらにいうと、特に大人においてブランケット症候群とHSPとの関連性が高いです。
ブランケット症候群は幼児によく見受けられますが、大人でも症状が残ることがあります。
ブランケット症候群は成長につれ自然になくなっていく場合がほとんどですが、大人になっても症状が残る場合があるのです。
大人になっても症状が残る人に特徴などはあるの?
成長してもブランケット症候群が続く方はHSPの可能性が高いと考えられますよ。
大人になってもブランケット症候群の症状が残る場合は、その人の特性や置かれた環境が関わっていて、その具体的な特性の一つとしてHSPがあげられます。
したがって、成長してもブランケット症候群が続く方はHSPの可能性が高いと考えられるのです。
まずは、ブランケット症候群とHSPについて詳しくみていきましょう。
<ブランケット症候群>
ブランケット症候群は「特定のアイテムを持つことで、精神的な安心感を保っている状態」とされます。
実は心理学的には、ブランケット症候群という用語ではなく、「安心毛布」という言葉が使われています。
安心毛布とは、「それがあるだけで安心感を感じられる対象のこと」を指します。
ちなみに安心毛布とは、「毛布」だけでなくタオルやブランケット、ぬいぐるみや人形も指しています。
ブランケット症候群の人が精神的な安心感を保つための対象物を心理学では「安心毛布」と呼ぶのですね。
そして、安心毛布の対象にブランケットも含まれていることから「ブランケット症候群」という言葉が誕生しました。
<HSP>
一方HSPの定義は「環境感受性や感覚処理感受性が高い人」です。
・深く情報を処理する
・過剰な刺激を受けやすい
・共感しやすい
・心の境界線が薄い/もろい
・疲れやすい
・自己否定が強い
深く情報を処理する
HSPさんは、場や人の空気を深く読み取る能力に長けていますが、裏目に出ると情報を読み取りすぎて必要以上に疲れてしまいます。
刺激を繊細に受けとる
HSPの人は人混みや物音・光、食べ物の味やにおい、身につけるものなどの外部からの刺激を五感を使って繊細に感じとります。
さらに、相手の感情や周りの雰囲気、気候の変化や電波、目に見えないエネルギーに対しても敏感に反応しやすいとされています。
共感しやすい
自分の周りの人の感情を読み取り、自分を合わせることが多いのも特徴の一つです。
また小説やドラマなどで、作品に強く感情移入することもあります。
心の境界線が薄い・もろい
心の境界線とは、自分が自分であるためのバリアのようなものです。
HSPの人はこの心の境界線が薄くてもろいため、容易に相手からの影響を受けてしまうため、人の気持ちを敏感に感じ取り、深く共感することができます。
一方で相手に対して過剰に同調したり、相手の気分や考えに引きずられ、自分の本音がわからなくなってしまうことがあります。
疲れやすい
HSPの人は刺激に敏感であるがゆえ、疲れやすい傾向があります。
いつも周りに気を遣っているため、楽しいことでも、人混みにいるでけでも大きく消耗し、周りの人のネガティブな感情に巻き込まれたりもします。
自己否定が強い
HSPの人はその繊細さから、対人関係において余り相手を責めることをしません。
良心的で優しく、相手のことを優先する傾向がある半面、相手のことを気にするあまりに些細なことでも「自分が悪いのではないか」と自分を責め悪い方向に考えてしまう傾向もあります。
ネガティブ思考で自分に自信がないため、周りからの怒りの標的にされることも多く、自分の本音を隠してしまうことから人との関わりが苦手という特徴があります。
つまり、HSPとは人よりも感度の高いアンテナを常に張っている状態なのです。
そしてこの感度のいいアンテナは、小さな仕草や言動で相手の気持ちを汲み取ることができたり、美術や音楽に深く感動したり、豊かな内面生活を持っていたりします。
ポジティブなことにも繊細なHSPさんですが、反面、ネガティブなことも敏感に感じ取り過ぎて、ストレスの要因になってしまいます。
さまざまなことを深いところまで感じとることができるHSPの人は、外界からたくさんの刺激を受け、それだけストレスも溜めやすいです。
そのストレス解消法として、いつも身につけられるものから安心感を得るブランケット症候群というかたちをとるということは大いにありえます。
幼児期のブランケット症候群は比較的一般的なものですから、大人のブランケット症候群の人はHSPである可能性が高いと言えるでしょう。
以下でもブランケット症候群に関する記事があるので、興味のある方はあわせて読んでみてくださいね。
ブランケット症候群はどの年齢が多い?
ブランケット症候群になるのは、基本的に6ヶ月〜1歳頃の年齢が多いです。
なぜなら、幼いときは初めてのことに日常的に触れ、そのときに出逢うさまざまな不安のお守りとしてブランケットを身につけていることが多いからです。
1歳前後の年齢になると、赤ちゃんがお母さんの元を物理的に離れられる様になります。
赤ちゃんは、母親という一番安心できる存在から離れることに不安を抱いています。
そんな不安を軽減させてくれ、安心感を与えてくれるのが移行対象となる「安心毛布」の存在です。
つまり安心毛布とは、お母さんの様な安心感の象徴と言えます。
ちなみに、移行対象とは「乳幼児が特別な愛着を寄せる対象物」のことで、イギリスの精神科医ウィニコットが提唱した理論です。
ブランケット症候群の人は、お母さんの様な安心感を求めているということでしょう。
ですが、お守りとして身につけたブランケットは、成長を重ねると自然と卒業することが多いです。
どの年齢で卒業するかはそれぞれですが、成長すればこわいものも減っていき、自然とひとりでも大丈夫になっていきます。
ブランケット症候群になる大人の原因は幼少期の環境!?
大人でもブランケット症候群になる人は幼少期の環境やストレス、HSPに影響されている場合が多いです。
先ほど述べたとおり、ブランケット症候群は基本的に幼い子どもにあらわれる症状ですが、大人でもブランケット症候群の人はいます。
たとえば、こわい映画を見るときに無意識のうちにブランケットを手に取ってしまっている人もいるのではないでしょうか。
そういったちょっとした場面でも、ブランケット症候群の要素は発見できます。
大人になってからはアクセサリーや、服や鞄など身につけるものから安心感を得るように代替されたように感じています。
誰しも皆、程度はあれどブランケット症候群を持っているといえそうですね。
とはいえ、大人がブランケット症候群になる原因はあるのでしょうか。
幼少期の環境が影響することも
大人になってもブランケット症候群が続く場合、それは幼少期の環境が影響しているかもしれません。
子ども時代に十分な親の愛情を受け取ることができなかったり、家庭内に緊張感があったりすると、毛布やぬいぐるみなど特定の物に強く執着することがあります。
もしあなたが大人でブランケット症候群に悩んでいるという場合は、過去の環境が影響しているのかもしれません。
もちろん、苦しい思いをして無理に思い出す必要はありませんよ。
しかし、もしあなたのお子さんがブランケット症候群で悩んでいるのだとしたら、ご自分を責めないでくださいね。
幼児期のブランケット症候群は健全な成長過程の一部とすれば、養育環境とは無関係と考えてよいでしょう。
また、ストレスやHSPによっても引き起こされることがあります。
とにかく、「安心毛布」は無意識に安心感を感じられる対象なので、子どもはもちろん、大人になっても持ち続けても良いのです。
自然に自らお別れしようと思う日が来るまでは、大切にされるとよいのではないでしょうか。
ブランケット症候群はやめさせなくていい!
生活に支障がなければブランケット症候群を無理にやめさせる必要はありません。
ですが、もちろん緩和方法もあるので、ここでは3つご紹介いたします。
・ストレスを解消する
・アイテムを替える
・専門家の診察を受ける
具体的な方法を、それぞれ詳しくみていきましょう。
ストレスを解消する
ブランケット症候群の一因はストレスです。
読書や映画に没頭したり、リラックスできる場所でぼーっとしたりして、ストレスを発散しましょう。
仮眠やゆっくり入浴するのもおすすめです。
私的HSPさん向けのポイントとしては、人混みや、過度に装飾されたような場所ではなく、自分が心から心地よいと思える空間を選ぶというところです。
そのためにも、自宅の環境を整えたり、お気に入りのカフェを見つけておくと安心ですね。
そうすれば、気持ちが落ち着いて物に対する依存も減るかもしれません。
アイテムを徐々に替えましょう
愛着のあるアイテムを突然手放すのは難しいです。
代わりに、似たようなアイテムに少しずつ変えてみましょう。
例えば、愛着のあるブランケットからハンカチに変えてみるなど。
徐々に違うアイテムに変えていくことで、共に暮らしていけるよりよい落とし所アイテムが見つかるかもしれません。
専門のクリニックを受診しましょう
日常生活に支障をきたしている場合、専門家の診察を受けることをおすすめします。
依存症の治療を専門とする医師からのサポートを受けることで、健康な生活を取り戻すことができます。
また、身近な人がブランケット症候群の場合、無理にアイテムを取り上げたりせず、相手の気持ちを理解して見守ることが大切です。
一緒にリラックスできる時間を過ごし、ストレスを減らす手助けをしてあげることも効果的です。
周りにブランケット症候群やHSPの人がいたときは会話でも行動でも「待つ」ことを大切にしましょう。
焦らせたり怖がらせたりするのではなく、安心した場や関係を用意することを心掛けましょう。
まとめ
- ブランケット症候群はHSPがなりやすい
- ブランケット症候群になるのは、基本的に6ヶ月〜1歳頃
- 大人でもブランケット症候群になる人は幼少期の環境やストレス、HSPに影響されている場合が多い
- 生活に支障がなければブランケット症候群を無理にやめさせる必要はなく、ストレス解消、アイテムを替える、専門家の診察を受けることで緩和する
ブランケット症候群はHSPがなりやすいか、どの年齢が多いか、その原因や改善方法についてお伝えしました。
ブランケット症候群やHSPである・ないに限らず、会話や行動は「待つ」こと、変化や刺激の少ない“ゆったりとした生活”を大切にしていきたいと感じました。
そうして、自分をいたわる時間を大切に、自分や周囲の人の特性を受け入れ、あたたかい関係性に繋げていけることを祈っています。
自分を労るため、もっとリラックスして眠りたいとお悩みのあなたは、ナイトミン耳ほぐタイム がおすすめです。
耳を温めると自律神経が整い、仕事もプライベートも捗るのでおすすめですよ♪
お店に在庫がないかもしれないので、ネットで買っておくと安心ですね!
ブランケット症候群はHSPがなりやすいって本当?!
ブランケット症候群はどの年齢が多い?
ブランケット症候群になる大人の原因は幼少期の環境が関係している?
ブランケット症候群をやめさせなくていい?