防災リュックに着替えは何日分必要?災害時や避難時に備えて解説!

防災リュックに着替えは何日分必要なのか、災害時や避難時に備えて解説していきます。

防災リュックを準備しようとしているあなた、こんなお悩みはありませんか?

  • 避難時や災害時の着替えってどうしたらいいの?
  • 服は洗濯できるの?
  • 防災リュックに着替えが入らない!
  • 着替えは何日分必要?

災害は突然起こるものなので、もしものために十分な防災グッズを用意しておきたいですよね。

そこで、防災リュックに着替えは何日分入れたら良いのか、経験も含めて調べてみました。

この記事でわかること
  • 避難時は3日〜10日分の着替えが必要
  • 災害時は1日分の着替え必要
  • どうしても着替えが入らない場合は、別のリュックを用意する

防災リュックに着替えは何日分必要なのか、さらに解説していきます!

防災リュックに着替えは何日分入れておく?

結論から言いますと、防災リュックの中に入れる着替えは「避難時」と「災害時」で変わります。この記事では「避難時」と「災害時」は以下のように表します。

「避難時」→災害が起こる前で避難に必要な物の準備ができる状況
「災害時」→災害が起こりすぐに避難をしなければならない状況

避難時であれば災害が起こる前なので、着替えの準備を前もってすることができます。

例えば、2024年8月8日(木)19時15分に発表された「南海トラフ地震臨時情報」(巨大地震注意)では、対象地域の方は避難準備をされた方も多くいらっしゃるのではないのでしょうか。

しかし、突然災害が起こり前もって着替えの準備をしていなかった場合、その場で準備をするのは私は困難だと考えています。

そこで「避難時」と「災害時」で何日分の着替えが必要になるのか、詳しく見ていきましょう!

避難時に防災リュックに入れておく着替え

各地域の自治体(推奨)にもよりますが、3日分〜10日分の着替えが必要となってきます。

具体的には以下の着替えを準備しておくと良いでしょう。

  • 下着
  • 肌着
  • 衣類上下
  • 靴下

冬場は着替えが嵩張りやすく、汗もあまりかかないため毛布類を用意して着替えを減らすといった方法もあります。

災害時に防災リュックに入れておく着替え

突然の災害、例えば大きな地震などで緊急性の高い避難をする際に必要な着替えは1セットです。

具体的には以下の着替えが必要です。

  • 下着
  • 肌着
  • 衣類上下
  • 靴下

一見すると「え?たったそれだけ?」「1セットで大丈夫!?」となるかもしれません。

ですがこれには明確な理由があります。

なぜ衣類は1セットのみなのか?

各地域の自治体にもよりますが、支援物資として着替えが届く地域もあるからです。

防災リュックには避難時に必要な最低限のものがすでに入っており、その中に数日分の着替えを入れるには限界があります。

また、大きな地震など突然の災害時には着替えを準備している余裕はありません。

皆さんの住まわれている地域の災害マニュアルやホームページを予め確認しておくことをおすすめします。

私が大きな地震を体験して実感したこと

私は実際に震度6弱の地震を屋内で経験したことがあります。

揺れが続いている間は立っていられる余裕もなく、余震も何度かあったため不安な一晩を過ごしたことがあります。

その時は母方の実家におり4泊5日を予定していたため3セット分の服+自分の着用している服で合計4セットの衣類がある状態でした。

また年末年始の帰省ということもあり、衣類は冬服でバッグの中でかなり嵩張っていました。

そして「防災リュックに入れる着替えは何日分必要か」と考えた時に、当時のことを思い出しながらこう思いました。

「高齢の祖父母、20代4人、50代2人、自分の身内がいる中、着替えの入った大きなバッグを持って避難するのは不可能だ」と感じました。

あくまで私の体験と主観ですが、その時はすでに地震が起こった後でしたので「着替えよりも命!」という感じでした。

実体験を通して感じた防災リュックに入れる着替え

私が実際に大きな地震を経験して、防災リュックに入れるべき着替えは1セット(1日分)だと思いました。

4泊5日の3セット分の着替えを持っての避難は下着、肌着、衣類上下、靴下、さらに1月の雪が降る真冬で厚めの上着も必要になってきます。

夏場であれば着替えはそれほど嵩張りませんが、小さなお子さんやご家族での避難となると家族分の着替えも必要となってきます。

高齢者の方やお子さんのいらっしゃるご家庭では、防災リュックに全員分の着替えを入れて避難をするというのはかなり難しいのではないかと私は感じました。

防災リュックに入れる着替えは入る分だけ

上記にて「なぜ1セットなのか?」でも述べた通り、防災リュックにはすでに避難が必要な物が入っている状態です。

  • 貴重品
  • 非常食
  • 懐中電灯
  • 救急セット
  • ラジオ

リュックの中身に余裕があれば1セットの着替えを入れておいたり、下着や肌着などは2〜3枚余分に入れていても嵩張りにくく、汚れてしまった時にも着替えられるので安心です。

防災リュックに着替えが入らない時の対処法

防災リュックに着替えが入らない場合、非常用の持ち物が入ったリュックとは別に着替えの衣類だけを入れたリュックやカバンを用意しておくのも良いでしょう。

また、衣類用の圧縮袋も販売されているため、圧縮袋を使用すれば衣類が嵩張りにくく防災リュックの中や、着替え用のカバンなどスペースをあまり取らずに済みます。

衣類用の圧縮袋以外にもジッパー付きの袋を使うこともできます。

ジッパー付き袋は大容量かつ大きさも様々でコスパも良いです。

インナー類であれば小さくまとめることもできます。

しかし、この場合2つのデメリットがあります。

【1つ目のデメリット】避難時に危険

災害時にリュック(防災リュック)での避難が推奨されている理由の一つとして、両手が空くということが挙げられます。

すでに災害が起こり避難する際、大雨で地盤の悪くなった道を歩いたり、地震で崩れてしまった道路を歩くことが考えられます。

人手を借りながら避難をすることもありますので、防災リュック以外の余分な荷物や、カバンは控えた方が良いでしょう。

また、数日分の着替えを入れた大きな防災リュックは重量も重たくなり、避難所まで歩く時に体力がなくなり疲れてしまいます。

【2つ目のデメリット】避難所に持って入れない

一部の自治体では、避難所に持ち込める荷物の量が限られているところもあります。

地域によっては多くの人が避難をする避難所もあるため、避難所の中が狭くなってしまうといったことが起こります。

また、たくさんの荷物を持って避難所に入ると荷物の管理が大変になってしまい、避難所によっては1世帯のスペースも限られるため、スペースが狭くなってしまいます。

せっかく防災リュックや数日分の着替えを用意したカバンを持って入れないとなってしまっては本末転倒です。

防災リュックとは別に着替え用のカバンを用意する方は、事前に各自治体のホームページで、荷物の持ち込みについて確認しておくことをおすすめします。

まとめ

防災リュックに入れる着替えが何日分必要なのか、私の体験談で感じたことも織り交ぜながら解説をしてきました。

防災リュックに入れる着替えはまとめると以下の通りです。

「避難時」
3日分から10日分の着替えを準備する。

「災害時」
1セットの着替えを準備する。

災害はある日突然なんの前触れもなくやってきますので、事前の準備は欠かせません。

※災害直後では間に合わない可能性もあるため防災リュックに事前に着替えを入れておくことをおすすめします。

ぜひ今後の参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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