エアコンに買ってはいけない畳数は冷房でもある?最適な選び方も解説!

エアコンには買ってはいけない畳数があるのかどうか、最適な冷房暖房を選ぶためのコツを解説します。

エアコンを買おうとしているあなた、こんなお悩みはありませんか?

・買ってはいけない畳数はあるの?

・どのようにエアコンを選ぶべき?

・買ってはいけないメーカーはある?

店頭へ行くと様々な種類のエアコンが並んでいますが、正直違いがよくわからないことってありますよね。

そこで冷房暖房の正しい選び方について調べてみました!

この記事でわかること

・「買ってはいけない畳数がある」は間違い

・部屋の構造や環境なども含めて必要な冷房・暖房機能を考える

・メーカーは信用できるものを選ぶ

買ってはいけない畳数が冷房でもあるのか、さらに詳しく解説します。

エアコンを購入したら、長く快適に使うためにフィルターも必須です。

フィルターを付けることでカビやほこりを防ぎ、お部屋の空気を綺麗に保つことができます。

お探しの方は、下記からチェックしてみてください。

エアコンに買ってはいけない畳数は冷房でもある?

エアコンには買ってはいけない畳数がある、というのは、正しい情報とは言えません。

皆さんは、6畳、10畳、14畳以外は買ってはいけないという説を聞いたことがあるでしょうか?

調べてみると確かにもっともらしい根拠が述べられていますが、実際に必要な冷暖房能力は、畳数以外に部屋の構造や環境にも左右されます。

6畳部屋だから6畳用のものを買えばいい、というような単純な話ではないのです。

畳数だけで選んでしまうと、以下のような問題につながるかもしれません。

<性能が高すぎて…>

・本体価格が高い

・余分な性能によりエネルギーを無駄に消費する

・必要以上に冷暖房をかけてしまい電気代の無駄につながる

<性能が足りくて…>

・快適な室温を維持できない

・常にフルパワーで運転するため、消費電力が増加する

・本体に負荷がかかり、寿命が短くなる。

・運転音がうるさい

このような事態を避けるためにも、畳数だけで判断せずに、きちんと部屋に合ったものを選ぶことが大切です。

まずは、6畳、10畳、14畳以外のエアコンは買ってはいけないと言われる根拠と、畳数以外に重要となる要素について詳しく解説していきます。

なぜ6畳10畳14畳以外は買ってはいけないのか?

6畳、10畳、14畳以外のエアコンは買ってはいけないと言われるのは、暖房能力とコストパフォーマンスを重視した際にお得になるからです。

この説はYouTubeやネット上で注目を集めている説ですが、「最大暖房能力」に注目した考え方になっています。

実は、エアコンが安定して動作できる「定格暖房能力」は畳数によって異なりますが、「最大暖房能力」は製造コスト削減のために一部の畳数帯で同じになっているのです。

下記イメージ図を見ていただくとわかりやすいかと思いますが、オレンジ色の定格能力は畳数に合わせて増加するのに対し、黄色の最大能力は、3段階に分かれています。

最大能力のみに注目すれば、例えば、6畳用と8畳用、10畳用と12畳用では最大暖房能力がほとんど変わりません。

そして、3つの畳数隊の中で最も価格が安いのが、6畳、10畳、14畳用になります。

そのため、その3種類以外は選んではいけないという説が出回るようになった、というわけです。

14畳以上になると、29畳用までありますが最大暖房能力は変わらない、というのは驚きですね。

暖房をメインで使われる方や、少しでも費用を抑えたい方は、6畳、10畳、14畳用を買うとコストパフォーマンスは良いかもしれません。

ただし、冷房能力に関しては畳数によって段階的に異なっているため、注意が必要です。

また、後述しますが、畳数以外にもエアコンを選ぶうえで考慮するべき要素があるため、畳数だけで選ぶのは危険です。

他の要素も検討してみて出た結論が、6畳、10畳、14畳だったらラッキー、くらいに思っておいてもいいかもしれませんね。

冷房機能や部屋の構造なども重要な要素

エアコンを選ぶ際は、畳数以外に冷房機能や部屋の構造なども考慮する必要があります。

特に注意するとよいものを下記にご紹介します。

・冷房能力

・建物の構造

・部屋の環境

・本体の性能

<冷房能力>

冷房の最大能力は、暖房とは異なり3つの畳数帯に分かれているわけではありません。

気温や部屋の環境にも大きく影響を受けるため、暖房とは別に必要な性能を考慮する必要があります。

<建物の構造>

鉄筋コンクリート住宅は、木造住宅に比べて断熱性・気密性が高いです。

そのため同じ畳数の部屋でも、鉄筋コンクリート住宅では木造住宅よりも小さい能力のもので充分な場合があります。

また、住宅の断熱性によっても、部屋の温まりやすさや熱の逃げやすさが変わってきます。

<部屋の環境>

部屋の向きも重要で、日当たりの良い部屋であれば冬も温まりやすい一方、夏は暑くなりやすいでしょう。

窓が大きいと、外気の影響を受けやすくなります。

また、天井が高いとその分部屋が広くなるので、より強い冷暖房能力が必要となります。

<本体の性能>

メーカーや機種によって、エアコン自体の性能や機能も異なります。

近年では省エネ性能の商品も多いほか、除湿や空気清浄などの機能にも差異があることがあるので、購入時の判断材料の一つにすると良いでしょう。

メーカーを選ぶ際の注意点については、後ほど詳しく解説します。

畳数だけで判断するのはNG!部屋とニーズで選ぶ

エアコンを選ぶ際に畳数だけで判断するのはリスクが高いと言えます。

同じ6畳の部屋でも、場所や構造によって気温や温まりやすさが異なるのはイメージしやすいのではないでしょうか。

私自身、自分の部屋が北向きなので全く日が当たらず、冬はとても寒いです。

毎日、暖房に大活躍してもらわないといけないので、暖房機能が低いと大変でしょう。

一方で南向きの部屋に住んでいる方は、夏の暑さ対策が重要になるのではないでしょうか。

最近では35度を超える猛暑日も増えているので、安心して暮らすために多少コストはかかっても、冷房機能はきちんと見定めたいものです。

暑さ対策と言えば、持ち運びできるハンディファンも持っていると便利などで、下記記事なども是非見てみてくださいね。

エアコンの選び方と畳数の正しい計算方法

適切なエアコンを選ぶためには、畳数表示を正しく理解し、部屋の構造や断熱性などその他の要素も考慮する必要があります。

ここまでのお話で、畳数だけで判断してはいけない、というのはご理解いただけたのではないでしょうか。

そこで次に気になるのが、ではどのように選ぶのが正しい選び方か?ということですよね。

以下では、目安になる畳数の見方と、失敗しない選び方のポイントを詳しく解説していきます。

エアコンの適性畳数の計算の目安

適切なエアコンを選ぶために、まずは畳数表示を正しく理解して目安にしましょう。

カタログなどには、暖房・冷房それぞれに対して〇畳~〇畳用という表示がされています。

この場合、その範囲内の畳数なら無条件に対応できるというわけではないので注意が必要です。

小さいほうの表示は木造平屋南向き(和室)、大きい方の数字は鉄筋アパート南向き(洋室)の目安を示しています。

まずはこの数字を目安にするとよいでしょう。

部屋が何畳かわからないときは、下記の方法で計算ができます。

【部屋の縦の長さ×横の長さ÷1.65㎡】

(例えば、縦3.3m横5mの部屋なら、3.3×5÷1.65=10なので、10畳となります。)

ただし、エアコンの畳数表示は1964年に定められた基準を用いています。

最近の住宅は高気密・高断熱化が進んでいるため、畳数表示よりも小さい能力の機種でも十分な場合があります。

また、部屋の構造や環境によっても必要な能力は変わってきますので、次は失敗しない選び方のポイントを解説します。

失敗しない選び方のポイントは2つある

本当に部屋に適したエアコンを選ぶためには、畳数だけでなく部屋の構造や断熱性なども重要な要素となります。

特に下記のような場合は、表示されている畳数よりも小さい能力のもので対応できる可能性があります。

・住宅の断熱性・気密性が高い場合

・部屋の使用頻度が低い場合(寝室や書斎など)

・部屋が北向きの場合の冷房機能、南向きの場合の暖房機能

・気候が寒冷な地域の冷房機能、温暖な地域の暖房機能

逆に、下記のような場合は表示されている畳数よりも大きめのものにした方がよいかもしれません。

・天井が吹き抜けの場合

・マンション/アパートの最上階の冷房機能(日光で気温が下がりにくい)

・窓が多い/大きい場合(日射熱が入りやすい/熱が逃げやすい)

・キッチンとリビングが一続きになっている場合

思った以上に関連する要素が多いと感じた方もいらっしゃるでしょうか。

部屋の使用頻度など、生活スタイルによって変わってくる部分もあると思います。

畳数や部屋の構造だけでなく、人それぞれの需要に合わせた選択をすることが大切になってきそうですね。

マンションやアパートの最上階が暑くなりやすいことなど、住んでみないと気づきにくい点もあるように感じました。

お引越しのタイミングでエアコン購入を考えられている方は、お部屋の階数や住宅の断熱性・気密性もチェックしておくと良いかもしれません!

また、窓にUVカットフィルムを貼ることで窓からの熱を遮断し冷房が効きやすくなるので、こちらの記事も必見です!

エアコンを買ってはいけないメーカーは?

エアコンを選ぶ際に、信頼のできるメーカーを選ぶことも重要なポイントです。

せっかく必要な機能を正しく理解して機種を選んでも、メーカーを間違えてしまうと品質が悪かったり、故障時にスムーズな対応がとってもらえなうかもしれません。

特に、下記のような点に注意するべきでしょう。

・シェア率はどうか?信頼性のあるブランドか?

・アフターサービスや保証は充実しているか?

・性能に対して適切な価格か?安価な代わりに品質が劣っていないか?

・口コミや評判はどうか?客観的なレビューは?

では具体的にどのようなメーカーは買ってはいけないのか、以下で詳しく解説します。

買ってはいけないメーカーはどんなメーカー?

シェアが低いものや、海外メーカーやプライベートブランドのエアコンなどは避けた方が安心です。

<シェアの低いメーカー>

シェアが低いということは売れていないということになるので、技術力や製品の品質に信頼性がありません。

販売台数が少ないので、部品の入手や修理対応に時間がかかる場合もあります。

<海外のメーカー>

海外メーカーの商品は、日本の気候や住宅事情に合わない場合があるので注意が必要です。

また、アフターサービスや部品の入手も日本展開が不十分な場合があります。

<プライベートブランド(PB)>

プライベートブランドの商品は、価格が安い反面、品質や性能が劣る場合があります。

アフターサービスも不十分な場合があるので、長期的な使用を考えると、信頼できるメーカーを選ぶ方が安心です。

迷った時は国内大手のメーカーがおすすめ!

メーカーに迷う場合は、信頼できる大手の中から、口コミやアフターサービスも参考にしながら自分のニーズに合った商品を選ぶと失敗は少ないです。

<信頼できるメーカーを選ぶ>

一般的に、シェア率の高い大手の方が技術力やサービス内容なども信頼できます。

特に国内の大手企業(ダイキン、パナソニック、三菱電機、日立、シャープなど)は、評判も良く安心です。

<評判や口コミを参考にする>

インターネットや家電量販店のレビューなどの口コミも参考になります。

広告や店頭ではやはり良い面ばかりが強調されるので、実際に使用してみた人の声があると安心ですよね。

<アフターサービスを確認する>

商品を長く使うためにも、保証期間や修理対応などは確認しておきましょう。

保証が充実していないと、将来的に余分なコストが重なるかもしれません。

<自分のニーズに合った製品を選ぶ>

そして忘れてはいけないのが、自分のニーズに合った商品を選ぶことです。

いくら有名なメーカーの評判の高いエアコンでも、自分の部屋や生活スタイルに合わなければ意味がありません。

本記事の前半を参照しながら、部屋の広さや構造、必要な性能などを考慮して最適な製品を選んでくださいね。

まとめ

  • 「買ってはいけない畳数がある」は間違い
  • 部屋の構造や環境なども含めて必要な冷房・暖房機能を考える
  • メーカーは信用できるものを選ぶ

エアコンを畳数だけで買ってはいけない・買うべきと判断するのは賢い選択とは言えません。

エアコンの畳数表示はわかりやすい指標ではありますが、それだけに頼るのではなく、しっかり部屋と自分のニーズに合ったものを買うことが大切です!

適切な冷房・暖房機能のあるエアコンを選んで、快適な生活を送ってくださいね。

エアコンが決まったら、合わせて用意しておきたいのがエアコンフィルター。

ほこりやカビをブロックしてくれるので、お掃除もとても楽になりますよ。

まだ手に入れていない方は、下記の商品がおすすめです。

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