この記事では、お気に入りの毛布がないと眠れないブランケット症候群の大人についてご紹介します。
大人になっても寝るときだけはお気に入りのアイテムがないと眠れない、寝るときだけはお気に入りのアイテムがないと不安になってしまうなんてことはありませんか?
自分がブランケット症候群かもしれないとモヤモヤするのは嫌ですよね。
そこでブランケット症候群の特徴や治し方を調べてみました。
これから子供や大人でもなりうるブランケット症候群について詳しくご紹介していきますね。
ブランケット症候群の特徴と向き合い方を理解してもらえると嬉しいです。
目次
ブランケット症候群は寝るときだけ毛布がないと不安になる大人もいる
ブランケット症候群の中には、昼間は普通に過ごせるけど寝るときだけ毛布がないと不安になる大人もいます。
ブランケット症候群とは、お気に入りのアイテムを持っていないと不安になってしまう状態のことです。
ブランケット症候群は、生後5〜6ヶ月から大人まで幅広くみられます。
ブランケット症候群になる理由として、子供が母親から自立する際にいきなり母親から離れることは不安なので母親代わりの【移行対象】を求めるためといわれています。
その移行対象というのが前述にあるお気に入りのアイテムといわれるものです。
母親から自立するために移行対象を見つけることは成長過程の1つともいえますね。
症候群という名前がついているため病気なのかもしれないと心配になりましたが、母親から自立するための行動で成長している証ということがわかりました♪
しかし大人になってもなかなか移行対象のアイテムを手放せないケースもあり、寝るときだけはそのアイテムがないと不安で眠れないという人もいるようです。
また大人になってからブランケット症候群になる人もいるようですよ。
私も幼少期に寝るときだけは、クマのぬいぐるみがないと不安で眠れなかった記憶があり旅行先にも持っていっていたことがありました。
この時から私はブランケット症候群だったんだなと今さら気づきました。
今は、なるべくフワフワで肌触りのいい枕カバーや布団カバーを私は使うことで安心して眠れるような気がします。
大人になりクマのぬいぐるみは克服しても、寝るときだけはフワフワな【移行対象】を求めているのかもしれませんね!
マイキーもブランケット症候群?!
『東京卍リベンジャーズ』のマイキーこと佐野万次郎が「ブランケット症候群なのでは?」ということがファンの中で有名な話のようですよ!
マイキーが使い込んだタオルを持って起きてくるシーンがあるんです。
マイキーが子供の頃からタオルを大切にしていることや洗われて香りが変わってしまったことが描かれているため、ブランケット症候群なのでは?といわれているみたいですね。
他にもブランケット症候群の漫画のキャラクターがいるのを知っていますか?
スヌーピーで有名な『ピーナッツ』の漫画に登場するライナスという男の子もブランケット症候群なんです。
ブランケット症候群は別名『ライナスの毛布』とも呼ばれていて、ライナスが常に青い毛布を持っていることから由来しているそうです。
漫画の中でもブランケット症候群のキャラクターがいることは知らなかったので新しい発見でした!
子供も大人もブランケット症候群のことを心理学では安心毛布と呼ぶ!?
心理学的にはブランケット症候群のことを『安心毛布』と呼ぶそうですよ。
文字通り『安心する毛布』という意味で、ブランケット症候群と同様でお気に入りのアイテムが手元にあると安心する状態のことですね!
大人でもお気に入りのアイテムがないと不安になってしまう、ブランケット症候群の心理について考えてみました。
ブランケット症候群は幼少期からなる人もいれば、大人になってからなる人もいます。
お気に入りのアイテムを母親代わりにしている人や、心理的ストレス・環境的ストレスによる不安をかき消すためお守りのように愛用していることが多いようですね。
とくに大人になってからブランケット症候群になった人は、心理的ストレスや環境的ストレスの影響が強いかもしれません。
でも考え方によっては、心を落ち着かせるための安心アイテムがあることは心強いですよね!
もしかして自分もブランケット症候群かも?!セルフチェック
ここまで読んで、「もしかして自分もブランケット症候群なのかも?」と思ったあなたへ簡単なセルフチェックをご用意しました!
ではセルフチェックをはじめていきましょう♪
- 手放せないお気に入りのアイテムがある
- お気に入りのアイテムがないと不安になる・眠れない
- お気に入りのアイテムの匂いが変わると落ち着かない
このセルフチェックで3つのうち1つでも当てはまるとブランケット症候群の可能性が高いです。
ブランケット症候群はお気に入りのアイテムが手元にあることで安心するのが特徴です。
お気に入りアイテムを手放せない、手元にないと不安になる・眠れない、匂いが変わると落ち着かないという症状がある人はブランケット症候群の可能性が高いようですよ。
ちなみにブランケット症候群は病気ではないのでご安心くださいね♪
ブランケット症候群は、子供の成長過程の一部であるといわれています。
大人でもブランケット症候群の症状がある人は克服するタイミングを逃していたり、ストレスで心が不安定な状態になっているなど様々な原因があるそうです。
ブランケット症候群はHSPと関係はない?!
HSPとブランケット症候群は特徴が少し似ていますが実際のところ直接的な関係はないそうです。
HSPは生まれながらに『とても繊細な人』という気質が特徴で環境の変化にとても敏感なため、五感で受ける刺激に対し過度に反応する傾向があるようですよ。
例えば、お気に入りの毛布を洗濯されたり違うものと交換されたりすると匂いや見た目が変わるため敏感に反応してしまいます。
この変化の情報を処理することにすごくエネルギーを使うので、疲れたりストレスが溜まったり緊張したりします。
HSPの人は、ストレスを発散したり、疲れ・緊張を癒すために1人時間や癒しを求めるため、自分の心を落ち着かせるアイテムを持つようになります。
だんだん心を落ち着かせるアイテムに愛着が湧いてくるとブランケット症候群の症状と重なって見えるのかもしれませんね!
HSPもブランケット症候群も、匂いの変化に敏感なので洗濯を嫌がりますよね。
でも布製品などは洗濯をしないとハウスダストやホコリを吸い込みアレルギーの原因となってしまうので注意が必要ですよ。
HSPの人は急に匂いが変わってしまうことが苦手なので、「◯日に洗濯するよ」と前もって伝えておくと、その日までに心の準備ができるのでおすすめのようです!
大人のブランケット症候群の治し方をご紹介
ブランケット症候群の治し方は、ストレスを発散するなど4つあります。
もしブランケット症候群を治したいと思っているあなたへ以下の方法をオススメします!
それでは大人のブランケット症候群の治し方をご紹介していきますね♪
- 自分から手放すまで見守る
- お気に入りのアイテムを小さくしていく
- ストレスを発散する
- 専門家の診察を受ける
〈自分から手放すまで見守る〉
子供も大人もブランケット症候群の人は、無理に治そうとせずゆっくり時間をかけて向き合っていくことをオススメします!
お気に入りのアイテムを急に取り上げてしまうと、不安をあおってしまいかえって逆効果です。
〈お気に入りのアイテムを小さくしていく〉
毛布やタオル類は少しずつ小さく切っていくと、自然とお気に入りのアイテムへの愛着も弱まり執着しなくなっていくようですよ。
また似たようなアイテムに少しずつ変えて愛着を薄めていく治し方もあるようです!
上記のような方法で、自分からお気に入りのアイテムを手放せるようになるまでゆっくり向き合うことがブランケット症候群の治し方としては最善な方法なんですね!
〈ストレスを発散する〉
ブランケット症候群を治すために、お気に入りのアイテムを封印することでストレスになってしまうことがあります。
さらにそのストレスから安心を求めてブランケット症候群の症状が悪化してしまう場合もあります。
適度なストレス発散はブランケット症候群を治す方法として効果的みたいですよ!
〈日常生活に支障が出ているときは専門家の診察を受ける〉
日常生活に支障が出るほどお気に入りのアイテムに依存している場合は、医師の診察を受けることをオススメします。
不安になってしまう原因や依存してしまう原因を専門家の医師に相談し、治療やサポートで症状の改善が見られるかもしれませんね。
大人になってもブランケット症候群なのは恥ずかしいという気持ちや、子供やパートーナーがブランケット症候群だから治してあげたいという気持ちも理解できます。
ですがブランケット症候群の私の目線から見ると、不安なときや眠れないときに心を落ち着かせるお守りのようなアイテムがあることは心強いのではないかと思っています!
まとめ
- ブランケット症候群の中には、昼間は普通に過ごせるけど寝るときだけ毛布がないと不安になる大人もいる
- セルフチェックに1つでも当てはまるとブランケット症候群の可能性が高い
- HSPとブランケット症候群は特徴が少し似ているけど実際のところ深い関係はない
- ブランケット症候群の治し方は、ストレスを発散するなど4つある
今回はブランケット症候群の寝るときだけ毛布がないと不安な大人に向けて、簡単チェックや治し方を紹介しました。
ブランケット症候群は子供から大人まで様々な理由により発症することがあるようですね。
不安なときや寝るときだけは手元にお気に入りのアイテムを置いてリラックスできる環境を整えゆっくり向き合えることを祈っています♪