防災リュックは家族分用意するべきか、具体的な中身について解説します。
災害に備えて防災リュックを用意しようとしている皆さん、こんなお悩みはありませんか?
- リュックをいくつ用意したらいいのか分からない
- 具体的にどんな中身がいいんだろう?
- 100均で防災リュックの中身をそろえたい
家族構成や生活スタイルに合わせた備え方をしたいけど、どんな事に気を付ければいいのか心配になりますよね。
そこで、家族分のリュックのそろえ方を、具体的な例とともに調べました。
- 防災リュックは家族の人数分用意しましょう
- 家族4人の具体的な中身を紹介します
- ほとんどの防災グッズが100均で見つかります
防災リュックはいくつ用意するといいのか、詳しく解説していきます。
防災リュックの中身を自分で集めるのは大変だと思っているそこのあなた。
すでに中身がそろったリュックもありますよ。
ひとつひとつ探し回らなくていいのでおすすめです!

目次
防災リュックは家族分必要!ポイントを解説!

防災リュックは基本的には1人1つ、人数分を用意しましょう。
ただし年齢や健康状態なども考える必要があります。
例えば赤ちゃんや、高齢やご病気等でリュックを背負って移動できない方もいらっしゃいます。
普段ならリュックを背負って歩けるお子さんでも、地震や水害などでは足元が悪くなりますし、小さいお子さんにとっては怖い状況ですよね。
そうなると抱っこで逃げる可能性も出てきます。
災害が起きた状況の中、防災リュックを背負って確実に自分で移動できる方の人数分とするのがいいでしょう。
防災リュックはなぜ家族分必要なのか?
防災リュックが家族分必要な理由は主に次の2つです。
- 1つのリュックに水や食料など、家族分の量を入れるのは難しいため
- 家族それぞれが主に過ごす場所によって、適切な置き場所が違うため
それぞれについて説明します。
【1つのリュックに家族分入れるのは難しい】
防災リュックというと、1つだけ用意しておくイメージの方も多いのではないでしょうか。
実際、私もそう思っていましたが、必要な量を考えながら用意を始めると難しいことに気づきます。
例えば家族4人分だと、水だけでも12L(1人3L×4人分)必要です。
2Lのペットボトルを6本入れなくてはいけません。
大きなリュックに入ったとしても、一人で持ち歩くのは至難の業ですね。
いくつかに分散して、協力しながら持ち運ぶのが現実的です。
ちなみに防災リュックにどれくらいの量を入れたらいいかはこちらで詳しく解説しています。
【それぞれの過ごす場所によって置き場所が変わるため】
自宅で日中の大半を過ごす方もいれば、仕事で外出している方もいます。
夜間の災害への備えは別ですが、日中に災害が起きた場合、人によって防災リュックの適切な置き場所は変わる可能性が出てきます。
主に自宅で過ごす方は避難経路上に保管しておくのがベストですが、外出していることが多ければ、災害発生後に取り出しやすい位置に保管しておくといいでしょう。
防災リュックの保管場所については、こちらで詳しく解説していますので参考にしてくださいね。
防災のために家族でするべき事はある?
災害がおきた時のために、防災について家族で話し合う時間を作りましょう。
防災リュックや備蓄の場所を確認しておくことも大事です。
また、一緒にいる時に災害が起こるとは限りません。
災害時には携帯電話や公衆電話が使えなくなることもあり、連絡を取り合うことが難しいかもしれません。
集合場所や集合のタイミング、連絡方法も決めておくといいでしょう。
【集合場所・タイミング】
災害発生から1時間後に〇〇公園 避難勧告が出たときは、どこの避難所に行くか など
【連絡方法】
離れた地域の親戚や知人を経由して連絡をとる 自宅のドアなど決まった場所にメモを貼る など
防災について話をすることで、意識も高まりますね。
私は以前、大きめの地震がきた時に、防災リュックのことをすっかり忘れて家から離れてしまったことがあります。
用意してから何年も経っていたこともあり、咄嗟に頭に浮かびませんでした。
災害が起きた時にどう動くか、しっかり把握しておくことも防災のひとつですね。
防災リュックを家族4人分用意する時の中身は?
家族4人の場合、3日間4人が使うだけの水や食料、衣類・防寒用具、衛生用品などを4つの防災リュックに入れましょう。
ランタンやゴミ袋など、みんなで使える物も分散できるので、1人の負担を減らせますね。
ただし、持てる量は人によって違います。
必要な物も人によって違います。
どんな災害がいつ起きて、どのように避難するかを想定しながら、優先度の高い必要品を選んでいって下さいね。
参考までに、具体的な中身の例を紹介します。
大人2人と乳幼児2人の場合の具体例
最低限必要なものを入れたメインリュックと、中長期的にみて必要になる物を入れたサブリュックに分けるのがポイントです。
災害が起きた時、両親ともに自宅にいればそれぞれを持って避難します。
しかし、どちらかが家を離れている時間に災害が起きたなら、1人で子ども達を連れて避難しなければなりません。
その場合にはメインリュックだけ持って避難します。
状況によっては、避難後にサブリュックを取りに戻れるかもしれません。
【メインリュック例】
・水(500mlペットボトルを4〜5本)
・懐中電灯、電池
・防寒用具(アルミシート、カイロ)
・衛生用品(ウェットティッシュ、歯磨きセットなど)
・簡易トイレ、トイレットペーパー
・薬や救急セット
・貴重品(小銭入れ、通帳や身分証コピー)
・オムツ、おしり拭き、消臭ごみ袋
・ミルクや離乳食のパウチ
・お気に入りのお菓子
・抱っこ紐
【サブリュック例】
・水の予備
・非常食
・着替え(下着、厚手の靴下、帽子など)
・衛生用品(ドライシャンプー、ボディシート)
・オムツ、おしり拭きの予備
・バスタオル
・生理用品
・その他防災グッズ
小さいお子さんがいる場合には、抱っこひもは防災リュックに入れておくのがおすすめです。
普段からよだれなどで服が汚れやすいお子さんであれば、着替えも追加しておく必要があります。
また、最近は常温でそのまま飲める缶ミルクも売られており、溶かさずに飲めるので便利です。
お子さんのいるお父さんお母さん、つい子どもに必要な物を優先して、大人に必要な食料や防寒用具などが後回しになっていませんか?
災害時、普段と違う環境では、思うよりも心身ともに疲弊します。
大人もできるだけ快適に過ごせるように最低限必要な物は用意してくださいね。
大人2人と中学生2人の場合の具体例
家族4人全員がリュックを持てる場合は、それぞれのリュックを用意しましょう。
力がある男性であれば、少し大きめのリュックにして水や食料を多めに入れるのがおすすめです。
【男性用リュック例】
・水
・非常食
・懐中電灯、電池
・防寒用具(アルミシート、カイロ、厚手の靴下、帽子など)
・着替え(下着、肌着など。入ればジャージなども)
・衛生用品
・簡易トイレ、トイレットペーパー
・薬や救急セット
・その他防災グッズ
【女性用リュック】
・水
・非常食
・懐中電灯、電池
・防寒用具(アルミシート、カイロ、)
・着替え(下着、肌着など。入ればジャージなども)
・生理用品
・衛生用品
・簡易トイレ、トイレットペーパー
・薬や救急セット
・その他防災グッズ
女性のリュックには生理用品や使い捨てショーツなども入れておきましょう。
人によっては、普段から飲んでいる薬や、メガネ・コンタクト・補聴器・杖など、他にも必要なものが出てきます。
防災リュックの中身に正解はないので、「ないと困る」ものをよく検討してみて下さいね。
防災リュックの中身は100均でそろえられる!

できるだけ安く防災リュックの中身をそろえたい。

100均でも色々な防災グッズをそろえられますよ。
調べたところ、防災リュックに必要な中身のほとんどの物品が、100均で見つけられることが分かりました。
【100均でそろうもの】
・衛生用品
マスクや歯磨きセット、除菌ジェル、ウェットティッシュなど
・救急セット
包帯やガーゼ、消毒液、絆創膏などが見つかります
・簡易トイレ
車用品の売り場で見つかるお店もあるようです。
・防寒用具
アルミの防寒シートを販売しているお店もあるようです。
カイロも少量のものが販売されています。
時期によっては厚手の靴下やマフラー、帽子などを置いてあるお店もあります。
・懐中電灯、電池
他にも、店舗によってはランタンなどの照明器具が販売されています。
・食料品
保存期間は長くありませんが、パウチや缶詰、お菓子などがそろえられます。
・(水)
通常の飲料水であれば100均で求められます。
ただし、長期保管することを考えると保存水の方がいいでしょう。
※店舗や時期によっては販売されていない場合もあります。
【100均ではそろえられないもの】
・薬
市販薬は薬局で用意しましょう。
持病があって服用している場合には保存期間や方法を医師や薬剤師に相談しておく事がおすすめです。
・保存水
・メガネやコンタクト
・オムツ
・ミルクや離乳食
100均でほとんどの防災グッズがそろうことが分かりました。
初めて用意する方も、100円で買えると思えば少しハードルが下がるのではないでしょうか。
まずは100均で用意しておいて、少しづつ便利な防災グッズを買い足していくのもいいですね。
まとめ
- 防災リュックは家族の人数分必要
- 家族構成などによって防災リュックの備え方が変わる
- 防災リュックの中身のほとんどを100均でそろえられる
防災リュックが家族分必要なのか、また、家族分用意する時の具体的な方法をご紹介しました。
あくまで一例ですが、参考になれば幸いです。
100均でもたくさんの防災グッズがそろうので、ぜひ探してみてくださいね。
防災リュックの中身を自分でそろえるのは大変ですか?
中身もそろった防災リュックもありますよ!
一気に必要なものがそろうので便利ですね。
